高知県

坂本龍馬像(桂浜公園、高知市浦戸)
坂本龍馬像(桂浜公園、高知市浦戸)

 『高知県は四国の南部、太平洋側に位置する県です。豊かな森林と黒潮打ち寄せる変化に富んだ海岸線、最後の清流とも言われる四万十川など、美しい自然に恵まれています。総面積7,105k㎡のうち84%(全国第1位)を森林が占めています。』

RE WRITEより引用

興津中学校 ⇒ 窪川中学校へ思いを引き継ぐ

閉校後も想いが紡がれる  ~四万十町立興津中学校

休校式で配布   ~四万十市立蕨岡中学校

蕨岡Map完成しました! ~四万十市立蕨岡中学校

★高知県四万十市立蕨岡中学校より、小中9年間の集大成として今期閉校となる同校最後の3年生が地元故郷への想いを込めた「緑あふれる 蕨岡Map」が完成しましたので、ご紹介いたします。蕨岡中のマスコットキャラクターや3年生のそっくりな似顔絵キャラも登場します!(*´∀`)

 

<大塚明人校長先生からのご案内>

最後の在校生となる3名の3年生が総合的な学習の時間において、この「蕨岡マップ」の制作に取り組んできました。蕨岡小学校での史跡巡りをはじめとする地域学習、小中9年間のふるさと教育のまとめとしての学びです。蕨岡地区の神社や寺、特徴的な石垣に加えて、「50年後に残したい僕の好きな風景」等を掲載しています。5月末からスタートして、9月初めに手書きでの清書(模造紙2枚)が完成し、つい先日、配布用(A3両面)が完成しました。

四万十町立興津中学校の最後の取り組み ~閉校に際して

興津中学校のこれまでの取り組みに対し、兵庫県が実施する「ぼうさい甲子園」で2019年にグランプリを受賞されました。

四万十の中学校訪問 ~高知県四万十市、四万十町

 高知県四万十市および四万十町に立地する中学校2校を訪問しました。奇しくも両校は、昭和22年5月1日に創立され73年の歴史に終止符を打ち、今年度で廃校となります。

両校は四万十市と四万十町に分かれ、学校間は約65Km離れており、車でも1時間半ほどかかる距離にあります。

 

高知県は駿河湾から日向灘沖にかけてのプレート境界を震源域として概ね100~150年間隔で繰り返し発生してきた大規模地震「南海トラフ地震」の最前線として位置し、地震が発生すると、中山間地では大きな震度によるがけ崩れや地すべり、さらに大きな津波の発生が想定されており海岸線への到達時間が数分から長いところでも20分以内に到達すると予測。ちょうど両校の中間あたりにある黒潮町の海岸線では全国で最大の30mを超える津波が予想されています。

 

そこで、高知県では行政や教育、企業や地域の自治などの総力をあげて防災や減災に取り組まれています。黒潮町では全国最大の避難タワーが整備され、町内6基の避難タワーの運用で、すべての人の命を守る「犠牲者ゼロ」をめざしています。

さらに現在は、新たな脅威である新型コロナウイルスの感染拡大防止に励み、明るい未来を共に思い描く取り組みを「Will」と名付け、青い布を各個に配布しそれぞれの想いを文字やイラストにして布に書き込み玄関先など道路沿いに旗として掲げる事としています。 

今回、巌岡中学校への訪問途中で遭遇し、青い旗に記載された内容から取り組みの想いに触れることができました。

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  <四万十市立蕨岡中学校>


四万十市立蕨岡中学校は、市内の中山間部に位置し、日本三大清流の一つである四万十川水系の一級河川「後川」沿いの中学校で、四万十川ウルトラマラソンのスタート地点として毎年10月の開会式には1300名に及ぶ参加者や参加者を凌ぐボランティアなど関係者が集うそうです。残念ながら今年は新型コロナウイルスの影響により中止となってしまいました。


  さて、蕨岡中学校では大塚 明人校長先生にご案内いただき、はるかのひまわり絆プロジェクトに係る取り組みをご紹介いただき校内で大きく生育したひまわりを拝見させていただきました。正門前には昨年から育てられたひまわりと共に看板も設置され、校舎前には太く成長した群生も、太い竹の添え木で風害から守る取り組みなど、何より近隣にお住まいのOBの皆さまの手によって愛されながら育てられたこともよくわかります。今年は苗を育て100鉢以上の数を、郵便局を通じて近隣の皆さんへとつなぎました。 また、昨年の防災の取り組みや学びに際し出会った大阪市の白鷺中学校と連携するなど、はるかのひまわりを通して繋がりができたようです。


  当日は校長先生のご案内の後、3名の生徒と先生方に向けて30分ほどの講話「人の絆が創る地域社会」を行い、生徒さんたちの感想とお礼を述べていただき、写真撮影などの後、学校を後にしました。


      <四万十町立興津中学校>

四万十町立興津中学校は、小型船などの避難港に定められている興津港に面し、滅多に遊泳禁止にはならない非常に波静かな興津海水浴場に隣接し、沿岸から直線距離で約300mにあり、南海トラフ地震が起こった場合、歩くのが困難になり、足元をすくわれ押し流されてしまうこともある30cmの津波が到達するのに20分の場所に位置しています。


  同校では防災学習が盛んで、南海トラフ地震での揺れや、津波に関する研究や実践的な取り組みが評価され、阪神・淡路大震災の経験と教訓を未来に向かって継承していくため、学校や地域で防災教育や防災活動に取り組んでいる子どもや学生を顕彰する、1.17防災未来賞「ぼうさい甲子園」(兵庫県神戸市)で4年連続入賞され、2016年には「津波ぼうさい賞」、2017年には「奨励賞」、2018年は「グランプリ」を受賞、2019年にも「JRレジリエンス賞」を受賞しました。


  当日は生徒さんの防災の取り組みに関するプレゼンテーションがあり、東日本大震災由来の「笑顔広がれプロジェクト」、阪神淡路大震災由来の「はるかのひまわり絆プロジェクト」、ほか1種 合計3種のひまわりを育て防災を誓い、震災を忘れずに命を大切にする事を目的に育てる「Sunflower Project」を紹介。 次に、これまでに学校から地域への防災貢献の取組みとして作成し、各所に設置した「津波到達時間表示板」の多言語化に取り組む様子をプレゼンされました。地域で働く外国籍の分布や、使用言語への説明翻訳などフィールドワークでの聞き取り調査から、テストパネルの感想や意見聴取などを経て完成させる様子を写真や動画を駆使し紹介いただきました。


    その後、約30分の講話「人の絆が創る地域社会」を行い、今回同校にお送りした種の生育地である熊本県人吉市中央幼稚園のプロジェクトを紹介しましたが、まさに今、九州地方の豪雨により大きな災害地となった人吉市の現状と幼稚園の復旧の姿もご紹介し、自然災害は待ってくれない事を確認しました。小雨の中、正門で写真撮影を行い学校を後にしました。



      今回の訪問では、いつ来るかわからない、南海トラフ地震という自然災害が予想される最前線として防災意識の高い学校への訪問でしたが、その意識の高さや大学などとの連携による研究実践は全国で評価されるほど、実践的で且つ地域への思いに溢れた、そして人と人との繋がりを主軸においた「知恵」と「勇気」と「絆」を併せ持った防災実践に驚かされました。

今年度で閉校となる両校ですが、これまでの歴史を受け継ぐ人材を育ててきた功績は大変大きいと感じました。


  何より、今回お会いした生徒さんを始め先生方が、この実践活動をもとに次の人生ステップでも新たな取組みを始められ、関わる地域を愛しながら周りの多くの人々に実践からの学びを与え続ける存在となりますよう祈念いたします。

四万十市立蕨岡中学校の取り組み ~高知県市四万十市